インフィニットラグランジュ 公式
宇宙が好きだ。シミュレーションゲームが好きだ。某スマホゲーに最近飽きてきたが、iPhone13やiPadを買う理由を作るためにも、何か新しいスマホゲーを探してみようと探してみて、AppStoreで新着ゲームとして挙げられていたので試してみた。
オンライン戦略ゲームみたいなたぐいは、昔から噂は聞いていた。三国XXとか、そういう類のもののようだった。何かと良い噂を耳にしなかったので、今まで触れていないジャンルだった。 ただ、今回は起動して、少し良さそうだったのでやってみることにした。
ゲーム概要
宇宙がステージ。対人戦ありの多人数戦略シミュレーションゲーム。拠点基地周辺で資材を採集しながら、艦船の設計図をガチャで入手。基地拡張と艦隊の整備を進め、ユニオンに加入し、皆で攻略戦を繰り広げる。
資材集め
良さそうだったところ
平面の宇宙盤面上で船の移動や行動を指示して進めていくゲームのようだった。引きの画面で移動先を指定して移動、シンプルで、グラフィック的にも簡略化された表示である。(実際の艦隊の編成が表示されているわけではない)。
ただチュートリアルの中で、その艦隊のグラフィックを確認することができた。盤面のアイコン的な戦艦をズームすると3Dグラフィックで編成した艦隊が見える。それは当然だろう。だが思ったより綺麗だ。そして近くに宇宙基地や小惑星があるエリアを飛行していたのだが、その位置関係などもしっかり3Dグラフィックとして表現されていた。思ったよりちゃんと作られていそうなゲームだなと思った。近くに艦隊があったら、それも表示されたりする。こういうところに手を抜かないのは好感が持てる。 この手のゲームよくあるのだが、チュートリアルなどで、キャラクターの謎の立ち絵みたいな謎の会話形式があったりする、あのクオリティには毎回がっかりして、そこでゲームを辞めてしまうこともある。このゲームはキャラクターが全く出てこない。個人的にはその方が好きだ。主人公は艦隊司令をしているプレイヤー自身なのだ。
ガチャでかっこいい戦艦の設計図を引く
規模感
次に気づくのは規模感。あと一応新しいゲームということでインストールだけしたプレイヤーも含めて、プレイヤーもある程度いるので、そのプレイヤーの拠点も各所にあるが、これが結構広大。でもスカスカにもならないというちょうどよい規模感。世界の一員という感じがする。
全体マップの一部(最大の引きで撮影)
そして移動に時間がかかる。どのくらいかかるかというと、移動しうる必要のある距離の端から端までワープで6時間とかはかかる。ちょっと先に移動する場合でも何分かはかかる。これはこのゲームのもどかしい部分でもあるが、この制約もゲーム性ととらえることもできる。(移動周りは不便で混雑したり難もある)
ユニオン加入から戦いの夏へ
何はともあれ、この手のゲームはユニオンに入らないと話が始まらない。適当にリストに出てきたユニオンに加入。ゲームチャットであいさつなどをした。しばらくは静かだった。
しかしメンバーが増えてきたことから、基地攻略戦を行うことになった。まだゲームがスタートしたばかりのようで、誰にも占領されていないNPC保有の基地であふれている。それを攻撃するのだ。しかしこのゲームは移動に時間がかかる。X時にYを攻撃と指令してもなかなかうまくいかない。メンバーもずっとゲームに張り付いているわけでもないのだ。時間までにたどり着いた面子で攻撃を行うことになる。
この基地攻略戦を体験して、ようやく多人数ゲームなのだなと感動したもの。
NPC基地攻略戦は各ユニオンがそれぞれ進めていく戦況となる。そうなるとNPC基地がすべて占拠されるのも時間の問題だった。そうなると次に訪れるのは・・。
課金勢の台頭
当ユニオンが活動する領域のすべての基地がNPC所有から、各ユニオンの所有へと置き換わっていた。そして基地争奪戦の前に、それぞれの各プレイヤー拠点への攻撃が始まった。火ぶたを切ったのは有力ユニオンの一部の課金勢であった(アジアプレイヤー)。通常の艦隊5つで囲ってようやく撃退できるという見たことのない戦艦で固められている廃課金艦隊によって、次々とプレイヤー基地が落とされたという報告が続く。プレイヤー基地がやられると、マップの任意の地点へと基地が飛ばされてしまう。(完全にリセットされるわけではない)。だいたい周囲に資源がないので、引っ越し先を探すところからやり直しである。艦隊も再整備することになる。有力プレイヤーがユニオン内部のスパイなどを通じてもれた座標によって基地攻撃の被害にあう。自分も寝ている間にやられてへき地へ移動となった。全チャでは攻撃者である廃課金プレイヤーが楽しそうに自慢しているのである。
穏やかな秋へ
廃課金には勝てないゲーム仕様だと判明してしまい、モチベーションがだいぶ下がってしまった当ユニオンメンバーたち。しばらくへき地で資材を集め、基地を強化し、設計図を引いて、来るときに備えてまったりと過ごすことになった。こういうゲームはリリースされては消えてを繰り返すものである。このままフェードアウトしていくこともあるし、それを悲しむこともないのだろう。そういう特性上、今回出たこのゲームに課金をどのくらいしていいものなのか、見定める感じになってしまう。廃課金が相対的に強くなってしまう一因であろう。 自分はこういう類のゲームは初だったが、ユニオンメンバーはそうでもないようだった(それはそうか)。 「結局こうなってしまった」 というあきらめが漂う穏やかな秋を迎えた。個人的には、たまたま有力ユニオンに入ることができ、序盤の攻勢を楽しめたので、だいぶ満足はしている。
雑感
ここまで数週間くらいの出来事である。もっと周囲のプレイヤーとのユニオンの関係のない小競り合いなどがあるのかと思ったが、結構ユニオンベースでゲームは進む。周囲にいる他の野良プレイヤーの基地などを突然攻撃するということは基本的にはない。ほとんどのプレイヤーは理性的であった。 ただしユニオン同士の戦いが苛烈になってくると、全チャでのやりとり(このゲームは翻訳機能があるので余計に)、スパイの存在、ユニオンチャットで飛び交う表に出たら問題のありそうな発言(本気ではないと思うが)など、結構暗い部分もある。まったり遊びたいという人にはあまり向かないジャンルなのだと、プレイ前から抱いていたイメージ通りの感想を抱いた。
続報があったら続きを書こうと思う。